ペリオロジー②歯周病は全身にも影響を与えるって本当?

内田歯科医院 院長内田祐輔です。

前回のお話が好評でしたのでしばらくシリーズものとしてあげさせていただきます^^

歯周病は歯ぐきに炎症が起きている状態のことですが、歯周病はお口の中だけに留まらず全身にも影響を及ぼすことがわかっています。歯周病との関連が指摘されている病気としては以下のようなものがあります。

糖尿病

心筋梗塞

脳梗塞

早産・低体重児出産

誤嚥性肺炎

メタボリックシンドローム

関節炎

腎炎 など

特に糖尿病においては、「歯周病は合併症」と言われるほど関連性が強いとされています。糖尿病にかかっていると歯周病リスクが上がり、逆に歯周病にかかっていると糖尿病リスクが上がるという相互関係も指摘されています。また歯周病の治療により糖尿病が改善することもわかっています。

加えて妊娠中は悪阻で歯磨きが難しくなることやホルモン変化により、歯肉炎にかかりやすくなっています。歯肉炎が進行し歯周炎・歯周病になると早産や低体重児出産に繋がるとされ、そのリスクは妊娠中の飲酒や喫煙よりもはるかに高いと言われています。歯周病の予防や毎日の正しい歯磨きは、歯やお口の健康だけでなく、全身の健康にも繋がるということですね。

もし、気になる方いましたいつでも相談してください!

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