治療前のうがいについて

内田歯科医院 院長 内田祐輔です。

連日、まだコロナウィルスで不安な日々が続きますが体調など崩されていませんか?

当院では歯科治療の前にうがいをしていただいています。

この薬剤はリステリン®といって、ドラックストアでも販売しているものです。

このリステリンは洗口液の先駆けであり、歴史がながいものです。

正しいうがいの仕方は原液を口に含み30秒ほど、すすいでから吐き出します。

人によっては刺激が・・・というかたのためにノンアルコールタイプもご用意しています。

これを1日2回おこなうだけでプラーク(歯垢)のない部分が約5倍に健康な部位が約2倍になるというデータがあり、歯周病の予防に効果的と言われています。

また最近、口臭が気になる方も多いですが、

口臭の原因菌に対しても約3時間にわたって持続的に効果を示したという報告もあります。

また、歯科治療は治療中にお口の細菌が外に放出されます。

当院では口腔外バキュームを使うこともありますが、以下の論文によるとリステリンでうがいとすることによって他の薬剤に比べ80%ほど空中浮遊菌を現象されると報告されています。

そのような理由で歯科治療前にうがいしていただいておりますので、ご理解の程宜しくお願いいたします。

そして、リステリンはグラム陽性菌や陰性菌、真菌、HVS(単純ヘルペス)インフルエンザウイルスやなどを含むウイルスに対しても30秒以内に殺菌または不活性することが証明されています。

コロナウィルスには分かりませんが、有効性である可能性はあります。

これだけ、メリットがある洗口液、歯科医院だけでなくお家で使うこともオススメします。

もちろん、歯ブラシもしっかりお願いします!

それが歯科の基本です。

今回は洗口液の威力というお話でした。